その耳だけ目指す唄

7/30 BUMP OF CHICKEN
コロニー/Hello,world!リリース記念スペシャルライブ
@インテックス大阪5号館

BUMP OF CHICKENを観に行ってきました。C1-323、整理番号が誕生日!普通の人だったらめっちゃ前〜!とか言うんだろうけどいや前だったんだけど今まででいちばん何も見えませんでした。(たぶんはじめて観たときがピークだな…)

今回はあすちゃんと。去年のツアー、Rainbow's End行きたさに約束を蹴ってしまったので連れていけてよかった。

一言で言うと、シングルレコ発最高かよ…!って選曲。思わず手帳にメモしておこうと思うぐらいの。
なんだかんだ新しいのばっかだろ〜って高を括っていたよ…。
ハンマーソングと痛みの塔、才悩人応援歌、太陽、ハルジオン。一生聴けないと思ってた曲ばっかり。

orbital periodを最近聴いていてリアルタイムで聴いてたときより今のがしっくりくることに気付いたから、その中から聴けたのは嬉しかったな。

あと太陽はどの曲よりもみんなの声が違った、やっぱり。爪先まで鳥肌がたつし思わずとも呼吸は小さくなる。
全肯定なわけじゃなくて、こんな人間だから彼の暗いうたはすごく好きで。好きなうたをうたうひとたちは大人になるにつれて孤独との上手な付き合いかたを知って、孤独を敵にしないうたをうたうようになるひとが多いんだけど、やっぱりこの時期なくしてそうなれる人はいないよな〜。

新しい曲の中ではファイターがいちばん好き。大事なものがあるひとのうただ。
パレードはあんまり好きになれないかもな〜と思ってたんだけどライブ映えする曲だったね、かっこよくなった。

そしてembraceでまさかのハンドマイク・モトゥー登場、みんなで輪になって演奏。ひでおがよく見えるって喜んでた。仲良しか!

彼らのライブで眼にしてきたたくさんの紙吹雪やザイロバンドがある景色って私が今までライブハウスで見たことのないもので、その景色がどうしようもなく輝いて見えて。だから正直今日の何もないシンプルな演奏は少し物足りなく思ったりもして。
でもこの日は彼らが「音楽」をやっていることを再確認できた日でした。ことばにメロディーをのせる。あ、私は彼らのここを好きになったんだった、って。
原点回帰は誰にだって必要で大事なんだろう。彼らのことばに合わせるなら、周回軌道があって、戻ってくるところがある。

これだけ人気があるひとたちは、きっと何かをはじめることやめることで得るもの失うもののひとつひとつが大きすぎて、きっと何かを選択することさえもとても勇気がいるんだろう。その中で今日みたいなライブをしてくれたこと、本当に驚きと嬉しい気持ちでいっぱいです。

また彼らのライブに行きたいなぁと思えることは幸せです。行けたらいいなぁ。
いつもありがとう、これからもよろしく。